アーサの歴史は、1991年4月に始まります。
創業者・朝尾浩康がそれまで勤めていたミサワホームを離れ
故郷である神戸市兵庫区で「ミサワホーム近畿の特約店」という形で独立。
まだ社員もおらず、小さな船出でしたが、
“住まいを通じて人を支える”という軸だけは、初めから確かに存在していました。
■ 震災が、アーサの価値観を決定づけた。
1995年1月、阪神淡路大震災。
暮らしが一瞬で奪われた被災地では、仮設住宅での生活を余儀なくされ、多くの方が不安と不便を抱えていました。
当時はまだ、バリアフリーやユニバーサルデザインという考え方が十分に浸透しておらず、
仮設住宅で暮らす多くの方々は、日々の生活で大きな不便と不安を抱えていました。
その現場で、段差解消や手すりの設置に携わる機会を得ます。
作業を重ねる中で深く感じたのは——
「家は、ただの建物ではない。」
「安心して暮らせる場所が人を支える。」
その体験は、アーサという会社の“進むべき道”を大きく変えました。
単なる建築会社ではなく、
“高齢者・障害のある方・子ども、すべての人が安全に暮らせる住まい”をつくる会社へ。
この価値観が、現在のアーサの事業すべての原点となっています。
■ 福祉建築の本格化、製造部門の立ち上げへ
震災の経験を経て、1995年から福祉建築事業を本格始動。
住環境整備に関する知識を積み重ね、行政・医療・福祉と連携しながら事業を拡大していきました。
1999年には手すり部材の製造販売を行う「製造事業部」を設立。
自分たちが現場で“本当に使いやすい”と感じる部材をつくるための体制を構築しました。
■ 介護保険制度の導入と、住環境事業の拡張
2000年、介護保険制度が施行され、住宅改修や福祉用具レンタルなど高齢者の生活を支える市場が大きく動き出しました。
アーサは制度開始と同時に、住宅改修・福祉機器レンタル・建築部門を強化し、地域のニーズに応える体制を整備。
国際福祉機器展(HCR)やバリアフリー展にも出展し、手すり部材のメーカーとしても名が知られるようになりました。
■ 新社屋の建設、夏祭り、社内研修。地域と向き合う姿勢
2005年には神戸市西区伊川谷に新社屋を建設。
さらに、2006年からは「アーサ夏祭り」をスタート。
地域の子どもたちが楽しめる、完全手作りのイベントです。
この祭りは“地域に根ざす会社”を象徴する取り組みとして今も続いています。
2013年には「障がいを持つ当事者の方の目線で考える」社内研修を実施。
机上の知識ではなく、実際の生活・不便・危険を学ぶことで、社員が住環境整備の本質を理解する大切な機会となりました。
■ 事業の多角化と、新しい地域への展開
2017年、宅地建物取引業を開始。
「建てる」「直す」にとどまらず、「住まいを紹介し、選び、維持する」領域へと事業が広がりました。
2021年には西宮事業所を開設。
2024年には加古川事業所を開設。
より広い地域で求められる仕事になったことを実感しています。
そして2025年。
創業者が退任し、新社長が就任。
新しいリーダーのもと、アーサは次の30年へ向けて動き出しています。
■ 30年以上、大切にし続けてきた“アーサのDNA”
アーサには、創業から変わらない価値観があります。
・暮らしの不安に寄り添うこと
・一人ひとりの「できる」を支えること
・地域に必要とされる会社であり続けること
・現場の声を大切にすこと
・お客様にとって“なくてはならない存在”になること
これは、どれだけ事業が広がっても変わりません。
■ アーサの次の30年を、ともにつくる仲間を募集しています。
今、アーサは新たな転換期を迎えています。
住宅改修・福祉用具・製造・不動産・地域事業——
住まいと福祉にまつわる領域を横断し、総合的に支える存在へと成長しています。
だからこそ求めています。
・人の役に立つ仕事がしたい
・ありがとうと言われる仕事が好き
・手に職をつけたい
・地元で長く働きたい
・福祉・建築・住まいに興味がある
・現場のプロとして成長したい
そんな方に、アーサはとても向いています。
アーサの仕事は、ただの作業ではありません。
誰かの暮らしを変え、人生の安心をつくる仕事です。
そして、それを支える仲間の存在が、私たちにとって何よりの財産です。
あなたも、アーサの歴史の“次の1ページ”を一緒につくりませんか?
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連絡先住所 〒651-2113 兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬624-1
